左官材料の種類と特徴について
こんにちは!
京都市右京区にある「中須左官店」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。
豊富な左官工事の実績を活かした京町屋
数寄屋建築にも精通していますので
「本炉壇」のような専門的な施工のご依頼にも
喜んで対応いたします。
当社の持つ左官工事の技術を
ぜひお客様のお住まいでお役立てください。
左官材料というのは、さまざまな種類があり
塗り方も異なりますし、特徴も異なっています。
ここでは代表的な左官材料である
「モルタル塗り」と「土壁塗り」の材料と
その特徴を取り上げてみます。
1,モルタル塗り
モルタルというのは、セメントと砂を1:2~1:3の割合で水練りしたものです。
床、壁、天井などに下塗り、中塗り、上塗りの順に施工していきます。
耐候性、耐摩耗性に優れており、着色も自由にできます。
2,土壁塗り
土壁には、荒壁土、中塗り土、上塗り土(壁の表面に見える部分)があります。
上塗り土は、地方によってそれぞれの用土があります。
根岸土、京土、大津壁土などで、関西地方で良い土が多く産出されます。
根岸土は、東京、埼玉でとれる褐色の茶根岸
京土はいなり黄土(黄色)、浅黄土(灰青色)
大阪土または、さび土(さび色)
聚楽土(黄褐色)などがあります。
これらに同量の砂を混ぜたものを土物壁と呼びます。
大津壁土は、壁土に消石灰を混ぜたもので
黄大津、茶大津、泥大津、ネズミ大津などがあります。
耐久力は弱めであるものの、安価で施工がしやすいため
一般的な和室の壁に使用されることが多いです。
江戸時代には、度重なる大火のため
防火を目的とした土蔵が建築されるようになり
左官工事というのは広く普及するようになりました。
いまでは、自然素材を使う点が再注目され
改めてその良さが、多くの人に伝わっております。
自然素材にこだわったリフォームをご検討中の方は
ぜひ左官によるインテリアをお勧めいたします。
調湿性に優れ、見た目、肌触り、風合いも優しく
居心地の良さを感じさせてくれるものです。
左官工事に関することなら「中須左官店」へ!
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2023.12.20