数奇屋敷や炉壇など日本の古き良き時代を再現できるから魅力満載
中須左官店では、日本古来の伝統技術を生かした左官工事をメインに行っていますが、その左官工事の中でも最近注目されているのが、数奇屋敷や炉壇といった古き良き時代の日本を再現したもので、風情があると人気があります。
数奇屋敷とは、どういうものかをご存知ないという人のために簡単に解説すると、数奇屋敷の数奇屋の意味は、その昔に行われていた茶室建築の意匠という建築様式を用いたもので、数ある和風建築の中で、繊細な美しさをもたせることができると言われている建築様式です。
数奇屋敷という建築様式で建物を作られることの多かった時代は、室町時代と桃山時代で、あの有名な千利休が建てた草庵風茶室もこの数奇屋敷という建築様式を用いています。
数奇屋敷の基本となった千利休の狭小空間はその後、住宅建築にも取り入れられるようになり、数奇屋建築と言われるものが完成し、今もなおその技術を用いて作られているのですから、長い歴史を感じることができるのではないでしょうか。
富裕層を中心に、数奇屋建築の良さを見直され、住宅建築に再び取り入れられるようになってから、新たに吉田五十八が「近代数奇屋」と言われるものが取り入れられ、現在に至っています。
2021.03.19