左官による土壁の魅力
日本で、古くから建物の内装・外装に使用されてきた塗り壁。
職人の高い技術が必要とされるため効率重視の現代の建築では用いられる数が決して多いとは言えない施工ですが、
近年、この塗り壁が再度注目される機会が増えて参りました。
塗り壁は吸湿性や放湿性に優れており、
昔から季節によって湿度が大きく変わる日本の気候には最適な施工として長く使用されて来ました。
素材として使用される珪藻土には消臭効果もあり、お部屋にこもりやすい臭いを吸い取り、脱臭してくれます。
塗り壁は珪藻土や漆喰など、土や植物による自然素材を原料としています。
ホルムアルデヒドなど、既製品の壁材を使用することで起こるシックハウス症候群に悩まされる心配がなく、
より健康に暮らせる住まいをとお考えの方にとっては非常に魅力的です。
機能面でなく、その仕上がりの美しさも魅力です。
平面的な壁紙とは違い、塗り壁は職人の腕によって生み出される立体的な陰影が生まれます。
自然素材を使用していることから温かみが感じられ、味わい深く独特な質感を持つ壁に仕上がります。
内壁だけでなく外壁も塗り壁の施工が可能ですので、外から見た建物全体の印象も豊かに仕上げることができます。
左官仕事は、職人の腕によって仕上がりが決まります。
京都の中須左官店は、京町屋・数寄屋建築を中心に広く左官工事を行っています。
土壁の施工を代表とする左官工事の技術に自信があります。
土壁を考えられている方は、数寄屋建築や京町屋の左官仕事、炉壇施工は高い技術を習得し、常に技術の向上を心掛けている中須左官店におまかせください。
2020.12.18