日本の風土に最適な土壁
日本では古来より天然素材を使用した土壁が住居や建物に使われて来ました。四季の移り変わりがあり高温多湿な気候の日本では、優れた調湿性を備えた土壁が建物の中に住む人にとって最適なものだったのです。
調湿性以外にも、土壁は断熱性にも優れています。土壁で覆われた部屋は、夏でもひんやりと涼しい空気を感じることが出来ます。夏の照り付ける日差しを遮断して熱気の侵入を防ぎ、室内を快適な気候に保ちます。また冬は暖かい空気が外に逃げるのを防ぎ、ほんのりとあたたかな環境で過ごすことができます。
機能性も然ることながら、意匠性に関しても土壁は多くの人を魅了する力を持っています。近年では土壁の魅力が見直され、新しい建物に左官仕事が採用される機会も増えてきました。左官屋がコテひとつで仕上げていく土壁は塗り方によりさまざまな模様を乗せることもでき、塗装や壁紙にはない立体感を生み出すことが出来ます。
京都の『中須左官店』は、数寄屋建築や京町屋の左官工事、炉壇の施工を承っております。土壁の施工を代表とする左官工事の技術を駆使し、最高の施工をお届けします。
京都を中心に、全国どこでも対応いたします。左官工事に関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2021.10.20